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両親へのカミングアウト④~その後~

●ゲイの人向け
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両親にカミングアウトをしたのは、僕が30歳の時。
いや、「カミングアウトがスタートしたのが30歳の時。」って言った方がいいかもね。
僕が僕の人生を、僕らしく歩いていくために、
そして両親が、僕の幸せを見て、幸せを感じられるように。
僕のカミングアウトはまだまだ続きます。

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「息子はゲイなんだ」ということをリアルに実感してもらう

まず、
「息子がゲイ」
この事実をしっかり認識していただきます(笑)。
だってね、
「もしかしたら結婚できるかも」「もしかしたら治療できるかも」
って思わせる方がだと思ったからです。

そもそも、治るとかそういう問題じゃないです。
だから、そこに少しでも可能性を残したままだと、
僕が目指そうとしている幸せとは逆の方を、両親は向いてしまいます。

だから、僕は積極的に「ゲイトーク」をするようにしました。

とはいっても。
「この前いい男とアプリで出会ってさー」
はダメです(笑)。
いやいや、そういうことを言うのもダメ出し、するのもダメです(笑)。

例えばね、
「彼氏とちょっとドライブに行ってきたからお土産~」
くらいですよ(笑)。
最初は「彼氏」っていう言葉も使わなかったくらいだから(笑)。
「相方」とか「ウチの」とか(笑)。
でもね、その辺はやっぱりソフトランディングしてあげたいじゃない♪
これから長いカミングアウトになるんだからさ。

「息子がゲイなんだ」ということを受け入れるのには時間がかかります。
だって、当の本人だって、何年もかかったんだから。

 

彼氏との対面

「彼氏」だとは言わずに突然会わせたたんです、実は(笑)。

っていうのはね、
引っ越しをしたんですよ。同じ町の中で。
僕が今住んでいる町は、僕が大学生の頃に惚れ込んだ町でね。
一人暮らしを始めてから、もうその町に何年住んでるんだろうっていうくらいずっと住んでます。

そんなある時、とある事情で引っ越すことになったんだけど、
引っ越し先もは、どうしても同じ町が良くて(笑)。
近くで別の物件を探して引っ越ることにしたんです。
それで、ほら、距離が近いからね、
引っ越し業者に頼まず、
僕と、彼氏と、両親で引っ越し作業をすることになりました。

そう。

ここでね、彼氏と両親を会わせようと思ったんです。

同じ作業を一緒に協力して成し遂げることで、
チームビルディングができると思いました。

また、「ゲイの彼氏です」と紹介すると、
「ゲイ」「彼氏」という二つのビッグショッキングデータが両親を襲います(笑)。
そこで、僕の彼氏を「僕の音楽友達だ」と紹介しました。
ウチの両親はそんなに人見知りはしないので、
まぁ、4人で楽しく一生懸命協力して作業を進めたんです。
お昼には町のお寿司屋さんに行ったりして(笑)。

なんかね、
いいんですよ。
すごーく幸せな一日でした。

僕の大好きな両親と、
僕の大好きな彼氏が、
一緒に楽しくしているのを見ると、
背後からとてつもなく大きな幸せにフッと襲われるような気分です。

「これが家族になるっていう幸せなんだな」

と思いましたねー。

引っ越し作業をしながら、
彼「あ、僕こっち持ちますね」
父「うん、それじゃあこっちからいくか、よっ」
母「それよりこれを先に持っていかなきゃダメでしょ」
彼「あ、そっか」
っていう会話が自然に繰り広げられるんです。
しかも僕がさっきまで住んでいた、僕の部屋で。

そんなこんなで幸せいっぱいのニヤニヤ引っ越しを終えて(笑)、
数日後。

両親に先日の引っ越しのお礼をしに、実家へ行きました。

僕「この前の引っ越しの時に手伝ってくれた彼なんだけど、あの人と付き合ってる(笑)」
母「そうなの」

母はあんまりまだ僕のゲイトークに慣れていない(笑)。
父は普通に接してくれます。

父「なーんかそうなのかなーとは思ったんだ(笑)」

そうです。
少しずつでいいんです、少しずつ。

着実に前に進んでいれば、少しずつでも進歩です。

 

息子の彼氏っていうよりも、
一人の人として、見てほしいな。
それには、新しい関係性を大事に大事に紡いでいくこと。
それが僕のカミングアウトです。

 

LIVE

僕、趣味で音楽活動をやってるんです。
ギターを始めてもう25年経つんで、たまにライブとかやっちゃうわけで。
まぁ、いい歳してライブって恥ずかしい気もするんですが(笑)、
やってる本人はルンルンでやってますからw

そこでね、
自分主催のライブを、
生まれて初めてやってみたんです。

しかも、お客さんは全員身内(笑)。
だけど、呼ぶ人は呼びました。

友人、音楽仲間、会社の同僚、会社の社長(笑)、
教室の生徒、保護者、講師、他教室の教室長、
そして彼氏

もう自分の大好きな人を全員集めるぞー!って勢いで、
これだけ集まるのは、このライブか僕の葬式くらい(笑)。

だからもうカオスです(笑)。

生徒と母親が話してる。
社長と彼氏が話してる。

もうあっちこっちで気になる組み合わせになってるんだけど、
何をどう気にしたらいいのか分からないくらい(笑)。

だからもうみんなまとめて楽しくなっちゃえー!!
って感じでした(笑)。

その中で最も気になったのは、
やはり彼氏と両親。
「引っ越しの時に手伝ってくれていた人。あれが僕の彼氏」
と伝えてから、初めて顔を合わせる機会。
でもライブ会場だからそんなにかしこまって話すわけにもいかず、
両親がウチの彼氏に気を遣って話しかけてくれるくらいにとどまりました。

でも、それでいいんです。

今後も彼氏と両親が顔を合わせる機会があるし、
なけりゃ僕が作るし(笑)、
「ちゃんと話せなかったからダメだ」とかじゃないですね。
人間の関係性なんて1回どうだったからどうだとか言えないですから。
それより、少しずつでもどういう方向に進んでいるのかが大事です。
実はこの後、この記事を書いている現在までに、
彼氏と両親は、引っ越しの時から数えて3回くらい顔を合わせているんですが、

少しずつ楽しく話ができるようになってきています。

その詳細はまたの機会にお話ししますね。

カミングアウトは「点」じゃなくて「線」です。
今回どんな話をしたかより「関係性がどういう方向に進んでいるのか」です。

 

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