はいっ、ということでshoboです。
あのね、僕が大学生くらいの時に、
高校時代の友人にカミングアウトをしたら、
友人が旅行のお土産にソーセージをくれたんです。
・・・。
これを機に、
僕はあまり怒らない人になりました(笑)。
「なんでやねーん」
うん。
自分でもそー思う。
今日はその頃の話を少ししましょう。
あ、その前に、
ワタクシ上野正卯は、
何を言われても絶対に怒りません。
・・・なんてことはないので、そこんとこよろしく☆彡
コミュニケーションでは「発言」より「意図」を感じよう!
僕がやっとの思いで、
勇気を振り絞って実行した、
初めてカミングアウト。
それは高校時代の友人たちが相手でした。
そんな彼らは僕のカミングアウトを聞いて、
「まぁ、お前はお前だからさ、別にいいんじゃね?」
という彼ら独特の冷たさと温もりの入り混じった素敵な言葉で受け止めてくれたのでした。
上野少年にとって、
それはそれは大切な思い出でした。
それから数カ月後。
彼らの一人が、北海道に旅行へ行ったんですね。
そのお土産を、僕にくれたんです。
「はい。これ。お前、好きでしょ?」
と言って僕の目の前に差し出されたのは、
北海道の魚類を使って作られた、
スーパー巨大な魚肉ソーセージ。
・・・。
いや、これはね(笑)、
笑うべきところなのは分かるw
だけどね、これは笑っちゃっていいのか?(笑)
そりゃ、そーゆー意味でもソーセージは好きだけど(笑)、
この前カミングアウトして、すぐ笑いにしちゃうのって、早くない??
・・・とか、いろいろ考えたんです。
でもね。
思った。
ヤツとはもう長い付き合い。
ヤツがどういうヤツかは知ってる。
悪い奴じゃない。
きっとね、ヤツもこれはちょっと迷ったはずなんだよ(笑)。
「ここまでしても、上野は怒んないよなー。笑ってくれるよなー」
って(笑)。
そんなね、
別にゲイだからって誰彼構わずソーセージに飛びつくようなゲイばっかりじゃないよ(笑)。
でもね。
ここは。
ヤツは、俺がゲイだってことを踏まえた上で、
その状況までも仲良くする要素として使ってきたんだよ。
そうそう。
ヤツはそういうヤツ(笑)。
ちょっとクセがある笑いが好きなんだ(笑)。
限りなくブラックに近い笑いを求めて、ギリギリで、・・・ブラックに突入するんだよ(笑)。
あいつは、俺との仲を、
より良くしようとしていた。
こんなことを瞬間的に考えた僕は、
「そうそう!このくらいの太さと長さがちょうどいいんだよ~~。
あ、でもね、先っちょはもうちょっとこういう感じが・・・っておい!」
と慣れないノリツッコミをして、彼に苦笑いを誘ったのでした。
彼の発言は、もしかしたら気を悪くするゲイもいるかもしれない。
でも、
彼の意図は、「お前との友情は変わらねぇんだぞ」っていうことだった。
怒るわけないじゃんw
これを機にあまり怒らなくなりました
いや、ホント。
そうなんだよ。
これを機に、あんまり人に対して怒る気持ちが湧かなくなったんだよー。
これはね、
「心の中に湧いてきた怒りを鎮める」ってことじゃないんだ。
「そもそも心に怒りが湧かない仕組み」ってことなんだ。
後者は怒りそのものが湧かないけど、
前者は心に湧いた怒りを我慢したりごまかしたりして、消すことでしょ。
ちがうんだなー。
例えばね、
誰かが僕に、嫌な一言を言ったとするじゃん?
とくに最近なんか音楽仲間に「あれ?なんかまた太った?」とかバンバン言われるんだけど(笑)、
なんで俺にそんなことをわざわざ言ってくるのかって考えてみるわけ。
そしたら、みんなは俺をバカにしたくて言うんじゃなくて、
太っていることをネタにして笑いを取っていく俺だからこそ、
太っていることをネタに「僕と笑い合いたい」、
つまり「僕と楽しく過ごしたい」っていう気持ちからなんだよね。
要するに、
俺のことが好き
ってことなんだよー(笑)。
これが分かれば、なぜ怒る必要がある??ww
僕の好きな人が、僕と仲良くなろうとしてくれてるんだよ??
むしろ喜ぶべきことでしょ♪
世の中にね、本当に嫌なことを言ってくる奴なんて、本当にちょびーっとしかいないよ。
そういう人と出会ったら、僕はそーっと距離を取ります(笑)。
そうじゃなかったら、一緒に楽しく過ごして、みんなで幸せになりたいね。
人を幸せにする人が、一番幸せになる。
と昔も今も思います。
人はみんな「幸せ」になりたい。言動はそのためのもの。
仮に相手の意図が理解できなかったり、
単純に僕をイライラさせるものだったり、
そういうこともあります。
そういう時はね、
相手の人の話をよーーーく聞きます。
そういう発言をした経緯をちゃんと教えてもらいたいな。
仮に間違って僕を傷つける言葉を発してしまったとしても、
その人なりの、何らかの気持ちがあって発せられた言葉だろうからね。
僕は今の彼氏と長く付き合う上で、
たまーーーに心無い言葉のやりとりをしてしまうことがあります。
その時は、すぐ謝るんだ。
そのうえで、僕は今こういう状況で、こういう気持ちでいる時に、こういう立場になったから、
すごくイライラしている状態なんだ、とか、
自分の状況を伝えます。
同じように彼も僕にいろいろな状況を伝えてくれます。
そして、どうしてこうなったかということをちゃんと話し合って、
お互いに関係を深めていく感じで、話を終えます。
人は、みな、幸せになりたいと願うもの。
そのための発言ならば、
僕の発した言葉も、相手の発した言葉も、
きっと同じ熱量なんだろね。
だから、どっちも大切にしたいな。
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