勉強のやる気を上げる

THINK

はいっ、ということでshoboです。

今日は教育についてお話しますね。

僕が学習塾で働いているのはまぁもう日本中が知っている事実ですけど(笑)、
あれですね、
「うちの子ぜんぜんやる気がないんです」
っていうお母さんとかよく来ますね。

今日は「やる気を上げる方法」についてお話します。

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赤ちゃんは、なんでも口に入れたがる

まずですね、
根本的な話です。

人間には「学習欲」っていうのがそもそも本能として宿っています。

突然ですが、
赤ちゃんって、なんでも口に入れたがりますよね。
あれって何故だか知ってます?

赤ちゃんはまだ十分に発達していないので、
視覚や聴覚、触覚などがまだ鈍いんです。

そんな赤ちゃんでも、
もっとも発達している感覚器官が、

「くちびる」です。

お母さんのおっぱいを確実に探し出さないと命にかかわります。
だから唇の触感だけはとても発達しているんです。

赤ちゃんがなんでも口に入れたがるのは、
目の前にある物体が、いったい何なのかを、
もっとも発達している唇の触感で「確かめたいから」なんです。

つまり、
人間の子供は、
生まれながらにして「学習したい」という「学習欲」をもって生まれてきているんですね。

「知る」ということが「快感」なんです。

人は生まれながらにして「学習欲」を持っている

「いやいや、そんなの嘘に決まってるでしょー」

って思っているそこのあなたw

赤ちゃんがなんでも口に入れたがるのは、
人が生まれながらにして「学習欲」を持っていて、
なんでも「知りたい」と思うからです。

昔懐かしい「トリビアの泉」の「へぇ」から、
最近では「チコちゃんに叱られる!」まで、
別に知らなくても生きていくうえで全く困らない知識を(笑)、
知れば知るほど気持ちよく、
そして招待の分からない快感に酔いしれながら、ただただテレビを眺めているそこのあなた(笑)。

それがあなたの中に眠る「学習欲」ですw

「学習欲」に「ふた」がされてしまう

「それなら、なんでみんな勉強嫌いになるんだよ」

と思うでしょうww

違います。
そもそもみんな勉強は好きなんです。
僕は「勉強」って言葉がそもそも嫌いなんですよ。

「強いる」って文字ですよね。
強制的に勉強したところで、それは学習欲に対する満足じゃないですよ。
食べたくないものを無理やり食べされられてる、ただの拷問です(笑)。

そうです。

勉強させられている内容が、本人の「学習欲」と合致していないことが一番の原因です。

また、
幼稚園や小学校低学年で勉強が嫌いになる子は少ないはずです。
成績というものが出て、
他人と比較され、
他人よりも学習効果が低いと、人として劣っているような感覚に落ち、
「自己否定観」が強く植え付けられます。

「学習」が嫌いなんじゃない。
「否定される」ってことが嫌いなんです。

本来「学習」の内容もスピードもみんな違うはずなのに、
他人と比較して、それが遅かったり観点が違ったりすると、
それが「劣っている」と思う社会構造になってしまっている。

ピーマンを美味しいと思う大人もいれば、思わない大人もいます。
子どものころにはピーマンのおいしさが分からなかったけど、
大人になるとピーマンのクセが少し入っているとアクセントになって旨いと思えるようになる。

本来、感覚とは、とても個人差の大きいものです。
学習とは、その感覚と思考の集合体です。

個人差が最も強く表れて当然ですよ。

それを他人と比較して「優れている」とか「劣っている」とか、
ナンセンスもナンセンス。

このように、
人間社会に生きていく中で、
「学習」というものに「他人との比較」「自己否定」という感覚が強く結びついてしまい、
パブロフの犬と同じ状態です。
「勉強」って聞いただけで、「嫌だ」と強く思う。

そりゃ当然でしょ。

つまり、
本来、生まれながらにして持っている「学習欲」は、
人間社会の中で、徐々に「フタ」をされて、脳の奥の奥の方へと追いやられてしまうんです。

それじゃあ学習欲を呼び覚ますためには??

カンタンです。

「新たなことを学ぶのは楽しい」と脳に覚えさせるんです。

そんなの「覚えろ!」っていったって覚えません(笑)。
実際に学ぶことを楽しいと感じる環境下で、
長期間にわたって学習していけばいいんです。
そうすれば脳は自然と学習します。

気持ちいいことは、黙ってたって自らすすんでやります。

学習を「気持ちのいいこと」と脳が判断すればいいんです。

あとは「自分の成長を楽しむ」ということもコツです。
人は、他人と比較しても喜べません。
喜ばないということは、楽しくありませんから、自ら進んで学習はしません。

危機感から短期的に学習することはありますが、
僕の言っている話は「根本的に学習するような体質を作る」というレベルの話ですから、
エサで釣るとか、やらなきゃ罰を与えるというような、短絡的な動機付けは無視しますね。

とにかく、
「学習は楽しい」
と脳が覚えてしまえば、
あとは誰かにいちいち言われなくても、
勝手に自動的に自分で学習します。

僕は今までそうやって生徒のやる気をあげて、成績を上げてきました。
それで塾を必要としなくなって、塾を辞めても、成績は上がっていきます。
塾の売り上げとしては、生徒が辞めれば下がりますが、
結果的に口コミが広がり、生徒数は増えました。

そうやって、つぶれかけた教室をいくつも立て直してきました。
そしてそういう教室は、
「学習することは楽しい」という教えが文化として根付くので、
僕が教室長じゃなくなっても、文化は受け継がれて、教室は繁栄し続けています。

ぜひぜひ、おススメです。

自分のやる気をあげるのもそう。
誰かのやる気を上げるのもそう。
モチベーションを上げるコツという表面的なことではなく、
根本的に学習することを前向きにとらえられるように変えていくと、
楽しいですよ~~☆(V)o¥o(V)

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