ゲイの人って
「差別、差別」とか言うから
結局なにも言えなくて
余計に扱いにくいんだよな。
と思うストレートの男性・女性っていませんかー?
いや、あのね、
僕も「ゲイ差別」って言葉がさらにゲイと社会を心理的に遠ざけちゃわないかなーと、
ちょっと思うこともあるんで、
なんかわからずにモヤモヤするよりも、
僕の感じ方を言ってみよう、と♪
ということで、
この記事では、ゲイである僕が、
日常生活でストレート(ゲイじゃない人)の皆さんから、
どんなことを言われると、差別されたと思うのか、
その具体例と、理由も、
ご紹介します!
これは僕がストレートの人たちに怒っているわけではありません♪
ゲイに対する理解がまだまだ足りないから、
まずは「へぇ、そーなんだー」と知ってもらえれば嬉しいです。
そんなん、急にちゃんとしろーって言ったって、
人間ですから、ふと行ってしまうことだってあるしさ♪
それは僕だって、心にないことを口にしちゃうこともあるから、
まぁ、そんな時はすぐ謝っちゃうけどw
まぁとにかく!
ゲイもストレートも関係なく、
みんなで仲良く暮らしていけるような社会になったらいいなと思います♪
他人の「好き」を否定しないこと!
結局はこれなんですよー。
自分が好きだと思っていることを、
バカにされたり、コケにされたり、頭がどうかしていると思われたりするのって、
誰でも、嫌なんじゃないかなー。
パクチーと桑田佳祐
なんっつータイトルだw
例えば、
パクチーが好きな人がいたとします。
あのクセのある、パクチー。
自分は、
大好きなパクチーを食べる。
愛してやまないパクチーを食べる。
誰が何と言おうと、自分はパクチーが好きだ。
でも、
パクチーが苦手な人も世の中にたくさんいるってことだって知ってる。
だからパクチーを他人に押し付けるようなことはしない。
でも、
「パクチー食べる奴なんてバカだ」
「あんなものは人の食うもんじゃない」
「頼むからパクチーと一緒に世の中から消えろやw」
って言われたら、
そりゃ傷つくよ。
「パクチー好きにはクーポン券あげないもーん。」
とか言ったら差別だよね。
でもやってることはこれと一緒だからね。
音楽だってそう。
桑田佳祐さんの声って独特です。
日本ではすごく人気があるけど、
桑田佳祐さんの声が嫌いな人だって、いるはず。
「あんなガラガラ声の人間が歌手やってるなんてどうかしてる」
「みんなモノマネするから、バカバカしくて聞けない」
なんて、
たとえ心の中で思ったとしても、
桑田佳祐さんのファンの前で、わざわざ言う?
言わないよ。
それと同じなんじゃないかなー。
人の「好き」をわざわざ目の前に出ていって否定するのって、
もうただの嫌がらせだよ。
まぁでもね、
こんなの目の前で言う人いないと思うでしょ?
そりゃいないよ、桑田佳祐のライブまで出向いて、
桑田佳祐嫌いをアピールする人なんて(笑)。
でもね。
いるんだよ。
SNSでは。
僕が体験した実際に傷ついた発言
僕はゲイで、
男性が好きです。
だけど、
こういうこと、言われるんですよ。
これは僕の会社で実際に繰り広げられた会話です。
僕を含めた男性の同僚6人ほどで、
研修会場から駅に向かって歩いている時。
この前さ、
○○会社の○○さんが、
おしゃれなカフェで!
男と!
二人っきりで会ってたんだってw
えぇーwマジっすかw
え、男と二人っきりで、
・・・カフェでー?ww
そうそう、それでね、
○○さんがその相手の男に、
何かプレゼント渡してたんだってww
いやぁー、
キモいっていうか、
マジでないっすねww
これが、僕の目の前で繰り広げられたの(笑)。
まぁ、あのね、
僕がキモい人間かどうかって言ったら、
たぶんキモい部類に入ると思うんだけど(笑)。
いいじゃん。
ふたりが幸せなんだからさぁー。
好きで楽しくいるんだから、
そんなんわざわざ水差すなやー。
僕も彼氏がいるんで、
ふたりで出かけたり、ドライブしたり、食事に行ったり、しますよ。
そのたびに、
「あぁ、今どこかで、僕ら二人のことを陰で笑ってるやつらがいるんかなぁ」
とか思っちゃうよね。
いや、もうこんな会話が気軽にされてるような世の中だからね。
陰で笑われてんのかなーとか思っちゃうって。
そりゃ「差別」を感じるよ。
「ゲイの存在感がないこと」が難点
でもこれが難しいんだよね。
基本的にゲイは、みんなにカミングアウトをする人ばかりではない。
すると、
僕も含め日常では「隠れゲイ」なわけです。
そうするとね、
さっきの発言をした男性同僚2人は、
目の前に「僕というゲイ」がいるとは知らずに、こういうことを言ってるんだよね。
でも、
もし目の前に本物のゲイがいたら、
こんなこと言わなかったはずなんだよ。
って思ったけど、
そもそもこういう発言を一切しない人だっているからね。
やっぱり目の前にゲイがいても、
こういうことを思っちゃう心を持った人間なんだろうね。
そういうことを思ってしまう人間は、
あらゆる場面で人を傷つけてきた可能性があるかもね。
僕も人のふり見て我がふり直さなきゃなぁ。
言葉を表面的にとらえず、心をとらえる
でもやっぱりこういう発言を耳にしちゃうとさ、
勢いでちょっと言っちゃっただけなんだろうから、
そんなに深く考えないようにしよう。
って信じたい僕がいる。
でもその一方で、
みんな「差別なんてしないよ」って言うけど、
心の中じゃどう思ってんだろう。
って疑っちゃうわけ。
そうなると、
やっぱりカミングアウトなんて到底できないよ。
まぁ、カミングアウトできないから、ゲイの存在感なんてないし、
だからこそ、こういう発言をしちゃいけないっていう抑止力も、発揮できないんだ。
ただの無知によるもの
これについては、
僕は怒らない。
だってただ単に相手の「勉強不足」だから。
知らないでモノ言ってるから、相手にしても疲れるだけなんだよね。
勉強してからそういうこと言えるか考えてみたら?
って思います。
でもマイノリティの大半は、
こういうことに心底怒りを感じる方ばかりなので、
知らない人は、絶対勉強した方がいいですよ!
だけど、
勉強もしたくない、少しも知るつもりがない、
でもボロクソに言う、っていう人は、
もう、ちょっと、、、ごめんなさいです。
同性愛は趣味みたいなもの/自民党・谷川とむ 衆議院議員
これも怒らないなぁー。
だって、違うもん。知らないんだよね、この人は。
僕は先生だから、「知らないこと」を「悪いこと」は思わないの。
生徒はみんな「知らない」状態だからね。学べばいい。
趣味っていうなら、
この人も初めてみたらいいのに(笑)
同性愛者はどこか足りない。遺伝的に問題がある/石原慎太郎 東京都知事(当時)
同性愛者が遺伝的に足りないのかどうかは解明されてないけど、
もし遺伝的に足りないなら、僕は障害者なのかな。
別にそれならそれでいいけど、
だとしたら社会の手助けが必要になるね。
この言葉をさ、
乙武洋匡さんに同じこと言えるのかな。
「乙武さんは手足が足りない」って。
「遺伝的に問題がある」って。
同性愛者は、
社会的に定義もされず、存在しないことに等しく、
保障も手助けもなく、
進むべき道(例えば結婚するという決断さえ)も許されない。
障害者じゃないって言うなら、保障も手助けも要らない。
ただ「権利」を与えられないのは、
なんていうか、悲しいていうか、せつないっていうか、やるせないっていうか、
人として見られない存在なんだなーって思うね。
昔、山奥の村で障害児が生まれたとき、
外に出すのが恥ずかしいから、
誰の目にも触れさせないように、
家の奥の部屋に閉じ込めて育てるみたいな、
村としては存在しないに等しい扱いだよね。
生きてはいる。
でも、
みんなに許されていることが、僕には許されない。
差別を感じるなぁ。
石原慎太郎さんは頭もいいし、学べば理解はできる。
それなのに、学ばず、学ぶつもりもなく、
こういう発言を、公人の影響力でマスコミに流すというのは、
もう、ちょっと、、、ごめんなさいです。
コメント
[…] この前「僕がゲイ差別を感じる時」を投稿したので、逆に「こんな風に接してもらったら差別なんて感じませんw」っていうレベルの(笑)、ゲイ差別とか偏見のカケラも感じない、むしろ、「俺ってもしかして愛されてるんじゃない?」っていうケースをご紹介します。過大広告です。要注意w ↑ […]