恋愛不器用なゲイは多い

HOW TO for GAY

体の関係からスタートする恋愛も少なくないゲイの世界。
そういう意味では、異性愛の人たちより恋愛関係になりやすいのかなーと思いつつ、
恋愛が不器用なゲイも少なくないようです。

今日はその辺について少し掘り下げてお話してみますねー。

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恋愛経験値が低い

もうね、これはしょうがないね。
だって、学校社会では自分がゲイだってバレたら終わりって思ってるんだから、
まっとうな恋愛なんてできっこないよね。

だから、
クラスの男女が「好きな人ができた」とか「告ったらフラれた」とか、
恋愛の端っこをかじり始めるような中高生時代に、
僕らゲイは恋愛なんてできません。

そうするとね、
大学とか社会に出て、
学校外には広い世界があるんだ!って実感をもって、
そこからゲイのコミュニティに入っていく人が多いと思うんです。

そこからでしょ、僕らゲイが恋愛できるのって。

普通の男女は15歳とかに恋愛を始める。
僕らゲイは20歳とかに恋愛を始める。

思春期にとって、5年の差はデカい。

若いうちは吸収力や学習力が高いから、
この5年の恋愛経験の差は、後々大きく出てくるんですよね。

そして大人になって恋愛することになると、
異性愛の恋愛と違う点(例えば男がおごってあげるべきだとかいう偏った常識)も混ざり合って、
混乱した恋愛観が出来上がるんですね。

だから、自分の思い描いた恋愛とは違う恋愛が展開されてしまい、
うまくいかない場合が多いみたいです。

むしろコミュ力は高い

逆にね、
周りの顔色ばかりチラチラうかがって生きてきたから(ゲイバレしないように)、
小さな発言から、背景の気持ちや発言の意図を汲み取るのは上手い。
だから余計に、
恋人の発言に対して、心が大きく揺れちゃうんですね。
ちゃんと真意を確かめもせず、
「きっとこういう意味なんだ…」と悪い方に考えてしまう。

誤解はふたりのすれ違いの始まりですから。

「恋愛はこうあるべきよ」と思わないこと

恋愛経験値が少ないんだから、
その少ない経験の中から「恋愛はこうあるべきだ」という「常識」を作ってしまうことは、
視野をとても狭くしちゃうよね。

僕らゲイの恋愛は、
結婚もできないし、子どもも簡単には持てないし、異性愛カップルと違う点がたーくさんあるじゃん。
だから、
カップルがそれぞれ自分たちの愛のはぐくみ方を模索していく必要があるんだよね。
まぁそれについては異性愛カップルも同じだと思うけど、
ゲイカップルは、一般的な恋愛ステップ(付き合う、結婚する、子どもができる)がないんだから、
「こうあるべき」なんて常識が通用しないんです。そもそも。

だから、
常識を持ち込まないこと。
どうせなら、
愛を育んでいく中で「僕らの常識」というのを「僕ら」で作り上げていった方がいいです。
そうすれば、
自分たちのスタイルに合った幸せが、出来上がっていくと思います。

多様性を認めてほしいんだから、多様性を認めよう

そもそも僕らゲイは、LGBTの一部としても、
社会に対して多様性を認めてほしいと思っています。

それならね、

僕らも、相手の多様性を受け入れられる器を持つべきです。

自分は相手を受け入れない、
でも自分は社会に受け入れてほしい。

それはワガママかな(笑)。

極端なことを強引に何でも受け入れろって言ってるんじゃないけど、
せめて理解する努力はしていこうね。

意図を推測せず、ちゃんと言葉で確認しあうこと

あとこれは大事なこと。

僕らゲイは、相手の意図を組むことにたけている人が多いと思います。
だからこそ、直接確認しなくても「こういうつもりなんだな」とか「こういうことが言いたいんだな」って分かっちゃう。

だけど。

ゲイは超能力者ではないので(笑)、
それが誤解の源になることだって多々ある。

だから、
ちゃんと話をして、相手がどういう気持ちだったのか、どういうつもりだったのか、
確認しあって、理解しあって、気持ちを整理しあって、
大切に大切に愛を育めたら素敵だなーと思います。

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