ゲイの僕の生きる目的③「ゲイの人生って自分にとってどういう意味があるのか」

HOW TO for GAY

はいっ、ということでshoboです。

さてさて。前回に引き続き、
今回も「ゲイの存在意義」について考えたいと思います。

 

前回は「ゲイとしての僕の人生は、社会にとって、どういう意味があるのか」というテーマで考えました。

 

社会の中での存在意義は、「男だから」「女だから」「ゲイだから」で決まるものではなく、
自分というひとりのパーソナリティに存在意義というものは宿る

 

という結論に至りました。

 

つまり、
すごーーーく簡単に言うと、

 

人間の生きる意義は、見るAVのジャンルじゃ決まらない

 

ってことです(笑)。

 

まぁ、半分冗談ですけど、半分そんなもんです(笑)。

 

そして今回は、

「ゲイとしての僕の人生は、自分にとって、どういう意味があるのか」

という「僕自身」に視点を置いて考えてみたいと思います。

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「なんで神様は僕をゲイにしたんだろう」

これは僕が中学生から高校生にかけて悩んだテーマです。

それまでは、

「なんで神様は僕をゲイなんかにしたんだ」

という、ほぼ怒りに近い感情で考えていました。

 

でも、人間っていつまでも怒っていられないんですね(笑)。

すこーしずつ、

「神様が僕をゲイにした理由って、何なんだろう・・・?」

「もしかして何か僕にしかできない使命を与えようとしてるのかな」

と、怒りの感情を抜いて、現実を分析するような考え方に変わっていきました。

 

僕は普通の人間じゃない

これは良い意味です(笑)。

僕はノンケじゃないので、

女性と結婚したいとは思いません。

子どもも持てないし、核家族(親と子どもで構成される家族)も持てない。

 

だからこそ。

 

「普通じゃない俺にしかできないことが、絶対にある」

「それを探してから死んだって遅くない」

 

と思うようになりました。

 

きっと僕を凡人にしなかったわけがある。
きっと凡人では乗り越えられない何かを、
きっと神様は僕に授けていて、
きっとそれを見つけてほしいと思ってるんだ。
きっとそうだ。

 

もしそうだとしたら、
普通の人との違いが、何かあるはずだ。

 

そう思いながら過ごしていました。

 

学習塾の中で

そして、学習塾で働きながら、身の回りで起きることを見ながらいろいろ考えるわけです。
とくに塾では、いろいろな生徒や保護者の皆さんと関わるわけですね。

 

その中で、
こういう場面に遭遇することが多いと感じました。
(あくまでも個人的な感覚です)

 

父親

・感情よりも効率を重視する
・子どもの自立を促すあまりに、妻や子供の感情に寄り添えていない
・目で見えたものでしか判断基準にしない
・分からないことを分かろうとしない

 

母親

・子どもが失敗しないように「やってあげる」
・不安や心配や怒りなど、感情が主な行動の原動力になっている
・忙しすぎて抱えているものが多すぎる
・思い込んだら変わらない

 

子ども

・自己肯定感が低い
・どうせ言ってもダメだ・やってもダメだと「感覚的に」理解している
・恋愛をしない

 

僕は教室長なので、
この「父親」「母親」「子ども」という人間関係を目の当たりにすることが多いんだけど、
この三者がね、
本当に三者三様の考え方なんです。

そして、
それぞれの気持ちがとてもよく分かります。

それぞれの立場も分かるし、
そう言いたくなる気持ちも分かるし、
本心はこういうところにあるっていうのも分かる。

でもそう言ったら相手は怒っちゃうでしょー、みたいな。

僕は、
自分がゲイであることを利用して、
というより、むしろ、
ゲイであることでいろいろな立場を先入観なく、中立的な立場で理解することができたように思います。

他の教室の教室長と、研修に行くと、
僕の三者面談はとても丁寧だと言われることが多い。
自分では、どういう意図からそう思うようになったのか、とか、
気になることを納得できるまで聞き進めていって、
本音を、柔らかく、そして真っすぐに、
父から子へ、子から母へ、母から父へ、伝えているつもりです。
その結果、家庭環境が改善され、
子どもが健全な精神状況になり、勉強に真っすぐ向き合えるようになって、成績が上がっていくケースが、

 

・・・まぁ、多いこと、多いこと。

 

やっぱり基本は「家族」なんだなとも思いましたけどね(笑)。

 

そういう意味では、
僕は家庭も持てないし、子どもも持てない。
子孫を残せないから「非生産的」なのかもしれませんが(笑)、
多くの家庭環境を改善したとは言えます。
これはある種の自信だと思います。

 

うん、そうだね。
いろんな人の気持ちに寄り添えるという意味では、
ゲイだったからできたことなのかもしれません。

 

僕の人生の意味は「気持ちを互いに通わせること」

・・・って結論を出すのは早いと思います(笑)。
これは今の仕事の上で、って意味かな。
こんなね、40歳で人生の意味を答えとしてたどり着いちゃったらつまんないもんw
まだまだ人生の謎を解き明かして生きていきますよーー!!!

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