中学生の頃から自己流アンガーマネジメントやってました

THINK

ということでshoboです。

僕ね、

「正卯くんって全然怒らないよね」

ってよく言われます。
この前は音楽仲間に「上野さんって一番怒らせちゃいけない人だと思う」って言われて(笑)、
「なんで?」って聞き返したら、
「だって普段全然怒んないじゃん。だから怒ったら、・・・絶対怖いw」

だそうな(笑)。

僕も一応人間なんで(笑)、
怒るときはありますよ!(笑)

だけど、怒りについてはコントロールしている部分が大きいです。
それこそ今では「アンガーマネジメント」なんてよく言われるけど、
僕は中高生の頃からやっていましたw

理由は、ゲイだからです。

って言っても、世の中のゲイが全員やっているわけじゃないので誤解のなきよう☆
今日は僕が中高生くらいの時にやっていた、
自分の怒りに対する接し方を紹介したいと思います。

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僕はまず怒りません

っていうより、「怒れなかった」。
中学校のクラスでさ、誰かがふざけてオカマっぽい言葉で喋ってるのを、
「うわぁ~、ホモだー!!キモいっ!!」
って友達が言うんですよ、僕のすぐ横で。

僕はそれを見て、当然だけど傷つきます。
僕は多分ナヨナヨしている方ではないと思うけど、
やっぱり「ホモだ」とか「キモい」とかいう言葉を聞くと、そりゃね、いい気分はしませんよ。

でも、そこは不機嫌や怒りをグッと飲み込んで、
友達と同調するんです。

「うわぁー、ホントだ、キモいーー!!」

もうね、自分を自分で大否定するわけです。
しかも満面の笑顔で。

そういう意味では、感情をコントロールせざるを得ない状況下にありました。
日頃からそうだったから、
「怒り」なんて感情だって、簡単に押し殺していました。

でもね、当然だけど、
ストレスがたまるんですね。
いろいろな方法で発散しました。っていうか、発散してしまいました。
いろんな人に迷惑もかけました。

そこで僕は、

そもそも怒らないような自分になろう

と思い、自分を変えようとしました。

僕が怒らない理由は「理由や目的を考えるから」

いろいろな試行錯誤の結果、
僕は自然と怒りを処理できるようになっていきました。

それができるようになったのは、

相手の発言の目的や理由を考えるようになったから

です。

例えばさっきの「ホモだ!キモい!」発言を例に挙げてみましょう。
まず、教室で過ごしていて、ある時、なんの前触れもなく、
「ホモだ!キモい!!」発言が飛び出します。
その瞬間はドキッとします。「自分のことを言われてる・・・!」って心がビビるからです。
でもその気持ちが顔に出ちゃうと疑われるので、
すぐ思考を先に進めます。

「今この友達は、場を盛り上げようとして笑いを取りに行ったんだ」
「誰かをホモだと祭り上げてどうこうしようって言うんじゃない」
「むしろちょっと元気のない僕を笑わせようとしたんだ」
「こいつは僕と楽しく過ごしたいだけなんだ」
「こいつは僕と仲良くしたいだけなんだ」

でも実際そんなもんですよね。
言った本人は言ったことすら忘れてるんですから、数時間後には。

このように、
自分の怒りのスイッチを入れる発言が、
どういう背景や意図で発せられた言葉なのか、
瞬間的に考えるようにしたところ、
そこまで性格の悪い人や、デリカシーのない人じゃない限り、
ほぼほぼ友好的な目的であることがほとんどでした。

そうして、怒る前に、その人の発言の意図を考えるクセがついたんです。

怒りそうになった時の脳内

僕の気にくわない発言を耳にしたとき、
真っ先に動く部分は、

僕の感情君です。

つまり、心がざわつきます。
でもそれをすぐ察知して動き出すのが、

僕の脳みそ君です。

脳みそ君は、僕の心を騙すことができないのを知っています。
だから、真実を捻じ曲げて理解するんじゃなくて、
真実の解釈を多面的に広げるんですね。

これも「ひとり会議」と同じです。

感情君が焦り始めた瞬間、
脳みそ君が「これは君を傷つけようとして言った言葉じゃないよ。場を盛り上げたかっただけさ。優しさだよ」
って教えてくれます。
すると感情君は「なーんだ、そっか。確かにあいつは悪い奴じゃない」
と落ち着きを取り戻してくれるんですね。

コツは「怒りを抑え込む」んじゃなくて「相手を分かってあげる」

僕がこの怒りの沈め方を編み出したときに気を付けたのが、
「怒りを抑え込む」んじゃなくて「怒りの源を消し去ろう」としたことです。
怒りは、
抑え込むと、溜まって溜まって膨らんで爆発します。
当時は中学生でしたが、それくらいは分かりますよね。
だから、
そもそも事態をよく観察して、
これは怒るべき事案ではない、という分析を下すんです。
そうすれば、怒る必要もないし、むしろ逆に喜ばしく感じることすらありますからね。

その時に大切な考え方は、
「相手を理解してあげる」
ということです。

「相手は自分を元気づけようとしてくれたんだ」
「盛り上げて楽しい時間を過ごしたいだけなんだ」

と、よくよく相手を理解すれば、
怒りはそこまで沸き上がりません。

相手だってそういう発言をするからには、
何か事情があるんですからね。

怒りが収まらない時は「あぁ、かわいそうなヤツなんだなぁ」

それでも怒りが収まらない時って、やっぱりあります。
そういう時は、

「あぁ、こいつはもうバカなんだなぁ。こうやって一生ずっと周りから嫌われて生きていくんだ」
「嫌われ役として生きていくんだな。かわいそうな奴だ」

と、怒りを通り越して「哀れみ」を持つようにしました。
すると、むしろ救いの手を差し伸べたくなりますね(笑)。

 

相手の言動の解釈を深めることにって、
このように怒りをコントロールするというか、
怒りそのものを消し去ってしまおうということを、
中学生頃からやってきました。

あおり運転など、アンガーマネジメントを必要としている人はたくさんいると思います。
でも怒るべき時は起こることも大切ですからね。
自分の感情を押し殺すということは、
ひとりの人間の感情を抹殺するということです。
どうか、そうならないようにということだけ、注意して、
楽しく過ごしてもらいたいと思います!

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